Service Design Symposium 2020

サービスデザインシンポジウム開催

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概要

慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科(以下、KMD)は、2020年2月28日(金)に三田キャンパス(東京都港区)にて、「サービスデザインシンポジウム2020」を開催します。これは、経済産業省の「産学連携サービス経営人材育成事業」補助事業に3年間採択された結果誕生した「サービスデザインコース」で学べる6つの能力(デザイン思考能力・サービスデザインエンジニア能力・イノベーションマーケティング能力・ウェルビーイング観・情報基盤設計能力・管理会計能力)を紹介するとともに、我々が取り組んできたサービスデザインを可能にする信用基盤に関する検討を行います。

1. 趣旨

KMD は2008年の開設以来、慶應義塾の実学の精神に則り、国際色豊かかつ多様な分野や背景を横断しながら、社会へ貢献できる研究活動を実施しています。2015年より3年間採択された経済産業省「産学連携サービス経営人材育成事業」補助事業の協力により、高収益市場において高品質なサービスを生み出す人材育成を目指すカリキュラムを設計し、2018年度より「サービスデザインコース」を開設しました。多様な企業と連携しながら、ウェルビーイングに生活できる社会を目指すサービスの創出を試み、イノベーションにつなげる可能性を模索してきた成果を一般公開します。

2.開催概要

日 時: 2020年2月28日(金)13:20~16:00 (開場13:00)
会 場: 慶應義塾大学 三田キャンパス 東館6階 G-Lab
(JR線 田町駅下車 徒歩8分、都営地下鉄浅草線・三田線 三田駅下車 徒歩7分)
入場料: 無料、要事前登録(下記ウェブサイトよりお申し込みください。)
主 催: 慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科
内 容: 講演、パネルディスカッション

https://www.keio.ac.jp/ja/maps/mita.html

3.プログラム内容

1.開会挨拶(13:20~13:30)
奥出直人 慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科 教授

2.基調講演「信用と幻影」(13:30~14:30)
稲見昌彦  東京大学先端科学技術センター 教授

~ 休憩 ~

3.講演(14:45~15:05)
●「信頼の交換からなる社会とは」
佐藤千尋 慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科 特任講師
●「信用経済と情報基盤」
斉藤賢爾 早稲田大学大学院経営管理研究科 教授

4.サービスデザインプロジェクト紹介(15:05~15:25)
● チル空間「AGORA」
松下正樹 株式会社NTTデータ
新井佑太郎 慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科 修士課程
● 地域モビリティ「ZOUGAME」
吉澤隆治 薬樹株式会社
松井美名子 慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科 修士課程

5.パネルディスカッション「信用の視点からみたサービス実施にむけて」(15:25~15:55)
モデレーター: 佐藤千尋 慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科 特任講師
パネリスト: 斉藤賢爾 早稲田大学大学院経営管理研究科 教授
吉澤隆治 薬樹株式会社
松下正樹 株式会社NTTデータ

6.サービスデザインコースの報告および閉会挨拶(15:55~16:00)
佐藤千尋 慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科 特任講師

【主催】慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科
〒223-8526 横浜市港北区日吉4-1-1
http://www.kmd.keio.ac.jp
【お問い合わせ】連絡先メールアドレス:servicedesign@kmd.keio.ac.jp(事務局)

Service Design Symposium 2019

~サービスデザインが示唆する未来〜

概要

2018年度より慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科が開設した【サービスデザインコース】は、経済産業省の「産学連携サービス経営人材育成事業」補助事業に3年間採択された結果誕生したコースであり、多様な分野においてサービス創出ができる人材を育成します。多種多様な業種の企業と連携しながら、技術革新を活用したサービス品質向上と戦略立案の両方ができるべく、異分野融合サービスを生み出す人材育成を目指しています。本シンポジウムでは、本コースで学べる6つの能力(デザイン思考能力・サービスデザインエンジニア能力・イノベーションマーケティング能力・ウェルビーイング観・情報基板設計能力・管理会計能力)を紹介するとともに、これらが示唆する未来について検討を行います。

要事前登録

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日時

2019年3月4日(月)
開場13:00・開演13:20
慶應義塾大学三田キャンパス 東館6階 G-Lab
https://www.keio.ac.jp/ja/maps/mita.html

プログラム

  • 13:20~13:30

  • 開会挨拶 慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科 教授 奥出直人
  • 13:30~14:40

  • 基調講演「『白鯨』と産業社会〜メルヴィル生誕200周年〜」
  • 慶應義塾大学文学部 教授 巽孝之
  • 14:50~15:10

  • 「贈与経済とウェルビーイング社会」
  • 慶應義塾大学SFC研究所 上席所員・環境情報学部 講師(非常勤) 斉藤賢爾
  • 15:10~15:30

  • 「イノベーションを支援するマーケティング」
  • 拓殖大学商学部 教授 田嶋規雄
  • 15:30~15:50

  • 「ウェルビーイングアグリライフ〜農家の相棒アグビーのサービス化を目指して〜」
  • 慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科 特任講師(非常勤) 竹居直哉
  • 15:55~16:20

  • パネルディスカッション「サービスデザインでつくる未来」
  • 16:20~16:30

  • サービスデザインコースの報告および閉会挨拶
    慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科 特任講師 佐藤千尋

【主催】慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科
〒223-8526 横浜市港北区日吉4-1-1
http://www.kmd.keio.ac.jp
【お問い合わせ】連絡先メールアドレス:servicedesign@kmd.keio.ac.jp(事務局)

SERVICE DESIGN SYMPOSIUM 2018

経済産業省 平成29年度「産学連携サービス経営人材育成事業」

技術革新を活用した高収益市場でのサービス経営人材育成事業 【サービスデザインコース】成果報告会

慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科は、平成27年度から経済産業省が実施している「産学連携サービス経営人材育成事業」補助事業に採択されており、今年が最終年度となりました。多岐に渡る業種の企業と共にコンソーシアムを設置し、新しいサービス産業を創出しイノベーションにつなげる可能性をあげるためにはどのような手法が効果的か議論を重ねてきました。そのような人材育成を目的とする【サービスデザインコース】を平成30年度より開設する運びとなりました。つきましては、成果報告会としまして下記の内容のシンポジウムの開催を予定しております。

日時

2018年2月26日(月)
開場13:00・開演13:30
慶應義塾大学三田キャンパス 東館6階 G-Lab
https://www.keio.ac.jp/ja/maps/mita.html

プログラム

  • 13:30~13:40

  • 開会挨拶 慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科 教授 砂原秀樹
  • 13:40~14:30

  • 基調講演「ウェルビーイングを成長戦略に生かす」
  • 大阪大学大学院医学系研究科寄附講座 教授/内閣府 規制改革推進会議委員/内閣官房 健康・医療戦略推進本部 戦略参与 森下竜一
  • 14:30~14:40

  • 休憩
  • 14:40~15:40

  • 「サービスデザインコースで実現したい世界」
  • 慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科 教授 奥出直人
  • 「旅館・ビジネスモデルの崩壊〜次の生き残りを掛けて〜」
  • (株)指宿白水館 代表取締役社長/慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科 特任教授(非常勤) 下竹原啓高
  • 「ウェルビーイングとデジタル通貨」
  • 慶應義塾大学SFC研究所 上席所員・環境情報学部 講師(非常勤)/一般社団法人ビヨンドブロックチェーン代表理事 斉藤賢爾
  • 「ウェルビーイングと健康」
  • (株)白寿生科学研究所 副社長・白寿ホール支配人/慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科 特任准教授(非常勤) 原浩之
  • 「モビリティの変革とサービスデザイン」
  • カーレーサー/慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科 特任准教授(非常勤) 井原慶子
  • 15:40~16:10

  • コンソーシアム参画企業とのパネルディスカッション
  • パネリスト:
  • 吉澤靖博氏 薬樹R&D株式会社 代表取締役(薬剤師)
  • 村田順氏 大和ハウス工業株式会社 SC事業部
  • 山瑞進一氏 株式会社関水金属 技術開発部
  • モデレーター:
  • 井原慶子 慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科特任准教授(非常勤)
    カーレーサー
  • 16:10~16:15

  • 閉会挨拶 慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科 特任助教 佐藤千尋

【主催】慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科
【お問い合わせ】連絡先メールアドレス:servicedesign@kmd.keio.ac.jp

第九回サービスデザイン研究会2017年2月1日

コンソーシアム第九回研究会は、平成29年2月1日に慶應義塾大学日吉キャンパスにて開催された。コンソーシアムに参画する6社の企業より9名、研究会を運営するKMDより計5名の教員、リサーチャー2名、15名程度の学生が参加した。商学研究科教授である吉田栄介による「コンセプトを実現させる管理会計」の講義があった。沖縄琉球リハビリテーション学院視察について特任教員である下竹原と原から紹介があったのち、奥出から今年度のサービスデザインコンソーシアムのまとめと次年度の展望について話された。最後に佐藤よりイーサリアム研究会の最終回について案内があった。

なんらかのコンセプトやビジョンを実現させるために、何が必要なのか。組織がなければ作らなければならないし、実現に伴う戦略も必要になる。これらを動かすための計画とマネジメントも必要になり、それこそが「管理会計」が担う部分である。管理会計とは、簿記や原価計算論などのコストマネジメントと、それ以外を担うマネジメントコントロールの二分野に分かれる。新規事業の事業計画書にはフルスペックで10種の項目があるが、全部揃っていればまず間違いなく銀行融資をもらうことが可能であるが、通常揃うことはほぼない。まず新規事業に必要なのは、コンセプトに伴う思い、それをバックアップするロジックやストーリーを展開し、それを実現させるための組織やマネジメント体制を整えることだ。外に出す情報である財務会計と、経営のための情報である管理会計は違うので、サービス構築するためには枠組みを心得て進めるべきであることが論じられた。

第八回サービスデザイン研究会2017年1月11日

コンソーシアム第八回研究会は、平成29年1月11日に慶應義塾大学三田キャンパスにて開催された。コンソーシアムに参画する8社の企業より21名、研究会を運営するKMD・商学研究科・SFC研究所より計7名の教員・研究員、リサーチャー2名、15名程度の学生が参加した。KMD特任准教授である原浩之およびリサーチャーの黒井俊哉による「未病と暮らし」の講義があった。奥出からMobility as a Serviceコンセプトの今期の実験の紹介があったのち、特任助教の佐藤からアーバンリゾートタウンとして見るシンガポールについて共有され、最後にSFC研究所研究員の斉藤より追加で開催予定のイーサリアム研究会について案内があった。研究会開催後には、新年会も兼ねた懇親会が開催された。

ウェルビーイングに生きるとは「ひとりひとりが夢・希望・目標を持つことができる」生活を送ることである。そのような状態を作り維持するために「悩みが共有でき、それを支えてくれる人がいて『ありがとう』が飛び交うまち」こそがウェルビーイングタウンであると述べられた。要介護や病気な状態になったとしても、自分ができるところを見て何かしら役に立つことが可能である。ハクジュプラザは地域の人々が集う社交場として機能しており、スタッフと来客者の間にできるゆるいコミュニティー(ソーシャル・キャピタル)が一人ひとり前を向いて生活することに少なからずつながっている。ますます高齢化が進んでいく日本にとって、このような支援サービスがあれば案外難なく日常生活を送ることができ、それこそがウェルビーイングであることが述べられた。

第七回サービスデザイン研究会2016年12月7日

コンソーシアム第七回研究会は、平成28年12月7日に慶應義塾大学日吉キャンパスにて開催された。コンソーシアムに参画する7社の企業より19名、研究会を運営するKMD・SFC研究所より計5名の教員・研究員、リサーチャー1名、10名程度の学生が参加した。KMD教授である砂原秀樹による「セキュリティー・プライバシー戦略」の講義と、SFC研究所研究員である斉藤賢爾による「ブロックチェーン/分散レッジャーのある都市構想」の講義があった。

サービスデザインする際に、全てのものを守ることは物理的に不可能であるため大事なのは「何を守って何を守らないのか」を決めることであり、そこで初めてどのようにセキュリティー戦略を構築することが可能である。そのためにはサービスが保有しているデータを一つ一つ理解することが大事である。また、情報やお金のやり取りを弊害なく自由自在にトランズアクションすることがイーサリアムやブロックチェーンのおかげで可能になってきた。カーシェアリングサービスでこのような技術を用いて秘密鍵を使えば、本人証明できて物理鍵が開くなどのことが可能になる。ウェルビーイングタウンにおけるパーソナルモビリティーの実現に向けての活動を支援するツールとしても使える。健康促進や維持の活動を支援する地域通貨としてブロックチェーンが活用することも考えられる。このあと3回のワークショップを通じて具体的にイーサリアムを扱って学ぶ研究会が設置された。

第六回サービスデザイン研究会2016年11月9日

コンソーシアム第六回研究会は、平成28年11月9日に慶應義塾大学日吉キャンパスにて開催された。コンソーシアムに参画する6社の企業より16名、研究会を運営するKMDより計5名の教員・研究員、リサーチャー2名、15名程度の学生が参加した。KMD特任准教授である井原慶子による「モビリティーとサービスデザイン」の講義があった。奥出からMobility as a Serviceコンセプトの今期の戦略の紹介があったのち、修士学生および特任助教の佐藤からアラブ首長国連邦ドバイにて開催されたGlobal Design Showでの成果展示について共有された。

今から130-40年程前に、身体が強くなれば心が強くなってそうすれば社会が荒れなくなって治安は良くなるだろう、というルーツから「スポーツ」の概念が生まれ、同時に自動車産業も登場した。ガソリンエンジンを流行させる手段としてフランスの新聞社が考えだしたのがカーレースであり、実はその次代を担う技術の革新を表現刷る場として機能していた。ルマンは世界で一番集客力のあるイベントとして認識され、沢山の観光ビジネスやサービスを生み出して経済効果を産んだが、それは政府・自治体・村民・モータースポーツに携わる人々(部品メーカー・エンジニア・メカニックなども含む)が工夫をして質の高いサービスを提供しているからである。これからのモビリティーには電気自動車の自動走行が活躍するであろうが、特に注目すべきは「ラストワンマイル」の領域だと述べられた。

第五回サービスデザイン研究会2016年10月5日

コンソーシアム第五回研究会は、平成28年10月5日に慶應義塾大学日吉キャンパスにて開催された。コンソーシアムに参画する7社の企業より15名、研究会を運営するKMD・商学研究科・SFC研究所より計6名の教員・研究員、リサーチャー2名、15名程度の学生が参加した。KMD教授兼研究科委員長である稲蔭正彦により「都市デザインとストーリーテリング」の講義があった。Urban Design および Retailing それぞれの学会での活動報告をKMD修士学生及び特任助教の佐藤からあったのち、未病産業創出研究の進捗が特任准教授の原とリサーチャーの黒井から共有された。さらに、奥出から今期の成果の肝となる「Mobility as a Service」コンセプトの紹介がされた。

ウェルビーイングリゾートタウンでは、訪問者は旅先でそれぞれの物語を構築するであろう。ストーリー性のある場所のデザインとして「テーマパーク」が挙げられるが、そのわくわくどきどきの演出をどのように設計するのかの3つの点(プレイフル・ストーリー・マジック)について講義された。これらのアプローチを駆使した都市のサービス例としてボストンのフリーダムトレイルや、ワルシャワの消失したはずの旧市街地、ドバイの人工島などが挙げられた。また、Urban Designの学会において議論される主な都市のあり方は「Sharing City」「Gaming City」「Open City」「Sensory City」などであることも共有された。

第四回サービスデザイン研究会2016年9月14日

コンソーシアム第四回研究会は、平成28年9月14日に慶應義塾大学日吉キャンパスにて開催された。コンソーシアムに参画する8社の企業より14名、研究会を運営するKMDより計4名の教員、リサーチャー2名、20名程度の学生が参加した。KMD特任助教の佐藤千尋より、既存のサービスが提供する価値と技術適応について講義があった。また、修士学生チームより指宿サービスデザインプロジェクト案を5つ提案があり、奥出よりそれらを総称するブランドコミュニティー形成構想についての共有があった。

あらゆるサービス空間において、そのサービスを成立させるべくサポートをする技術を適応させて実現することが重要である。あくまでも大事なのは「どのような価値を提供するのか」である。かつては鉄骨建築技術が提供した「仲間と一緒に歩く」経験ができるパリのパサージュなどから始まり、現在はモバイル情報技術を駆使した「いつでもどこでも車がつかまえられる」経験ができるサンフランシスコのuberなど、価値と経験を実現させるための技術適応こそが、サービスデザインをしていく肝となることが述べられた。

指宿サービスデザインのブランドコミュニティー形成としては、(1)帰ってきたらもう一度行きたくなる旅先、(2)訪問者自身が自分でバリューを作って得する旅先、(3)現地と訪問者が共に価値共創を行なう、(4)訪問者が旅先にアイデンティティが投影できてファンになる、等の具体例が共有された。

第三回サービスデザイン研究会2016年8月3日

コンソーシアム第三回研究会は、平成28年8月3日に慶應義塾大学日吉キャンパスにて開催された。コンソーシアムに参画する6社の企業より14名、研究会を運営するKMD・商学研究科・SFC研究所より計5名の教員・研究員、リサーチャー2名、20名程度の学生が参加した。商学研究科の准教授である齊藤通貴より、消費者行動とブランディングについて講義があり、白寿生化学研究所副社長でありKMD特任准教授の原浩之より未病産業の創出についての第一歩の共有があった。佐藤からは、指宿サービスデザインプロジェクトの案と、経済産業省後援の国際サービス学会2016へのポスター展示についての情報共有があった。

まずは、消費者行動とブランディング論およびサービスドミナントロジックの視点から、レクサスやハーレーデビッドソン等の既存のサービスやブランドのケースを見ていった。ウェルビーイングリゾートタウンを設計するにあたって、多様なプレイヤーが存在する地域の中でどのように一つのブランドコミュニティーを形成するかが課題であることを述べた。良質で高度なサービスを実践するには、現場の状況にあわせたスキルや知識を兼ね備えた人材を育て、意思決定の自由裁量を上げていく必要があるが、大規模な展開になるとなかなか難しい。リゾートタウンのビジネスモデルを変えていく必要があるし、価値共創が必要となってくる。