第三回サービスデザイン研究会2016年8月3日

コンソーシアム第三回研究会は、平成28年8月3日に慶應義塾大学日吉キャンパスにて開催された。コンソーシアムに参画する6社の企業より14名、研究会を運営するKMD・商学研究科・SFC研究所より計5名の教員・研究員、リサーチャー2名、20名程度の学生が参加した。商学研究科の准教授である齊藤通貴より、消費者行動とブランディングについて講義があり、白寿生化学研究所副社長でありKMD特任准教授の原浩之より未病産業の創出についての第一歩の共有があった。佐藤からは、指宿サービスデザインプロジェクトの案と、経済産業省後援の国際サービス学会2016へのポスター展示についての情報共有があった。

まずは、消費者行動とブランディング論およびサービスドミナントロジックの視点から、レクサスやハーレーデビッドソン等の既存のサービスやブランドのケースを見ていった。ウェルビーイングリゾートタウンを設計するにあたって、多様なプレイヤーが存在する地域の中でどのように一つのブランドコミュニティーを形成するかが課題であることを述べた。良質で高度なサービスを実践するには、現場の状況にあわせたスキルや知識を兼ね備えた人材を育て、意思決定の自由裁量を上げていく必要があるが、大規模な展開になるとなかなか難しい。リゾートタウンのビジネスモデルを変えていく必要があるし、価値共創が必要となってくる。