第八回サービスデザイン研究会2017年1月11日

コンソーシアム第八回研究会は、平成29年1月11日に慶應義塾大学三田キャンパスにて開催された。コンソーシアムに参画する8社の企業より21名、研究会を運営するKMD・商学研究科・SFC研究所より計7名の教員・研究員、リサーチャー2名、15名程度の学生が参加した。KMD特任准教授である原浩之およびリサーチャーの黒井俊哉による「未病と暮らし」の講義があった。奥出からMobility as a Serviceコンセプトの今期の実験の紹介があったのち、特任助教の佐藤からアーバンリゾートタウンとして見るシンガポールについて共有され、最後にSFC研究所研究員の斉藤より追加で開催予定のイーサリアム研究会について案内があった。研究会開催後には、新年会も兼ねた懇親会が開催された。

ウェルビーイングに生きるとは「ひとりひとりが夢・希望・目標を持つことができる」生活を送ることである。そのような状態を作り維持するために「悩みが共有でき、それを支えてくれる人がいて『ありがとう』が飛び交うまち」こそがウェルビーイングタウンであると述べられた。要介護や病気な状態になったとしても、自分ができるところを見て何かしら役に立つことが可能である。ハクジュプラザは地域の人々が集う社交場として機能しており、スタッフと来客者の間にできるゆるいコミュニティー(ソーシャル・キャピタル)が一人ひとり前を向いて生活することに少なからずつながっている。ますます高齢化が進んでいく日本にとって、このような支援サービスがあれば案外難なく日常生活を送ることができ、それこそがウェルビーイングであることが述べられた。