第六回サービスデザイン研究会2016年11月9日

コンソーシアム第六回研究会は、平成28年11月9日に慶應義塾大学日吉キャンパスにて開催された。コンソーシアムに参画する6社の企業より16名、研究会を運営するKMDより計5名の教員・研究員、リサーチャー2名、15名程度の学生が参加した。KMD特任准教授である井原慶子による「モビリティーとサービスデザイン」の講義があった。奥出からMobility as a Serviceコンセプトの今期の戦略の紹介があったのち、修士学生および特任助教の佐藤からアラブ首長国連邦ドバイにて開催されたGlobal Design Showでの成果展示について共有された。

今から130-40年程前に、身体が強くなれば心が強くなってそうすれば社会が荒れなくなって治安は良くなるだろう、というルーツから「スポーツ」の概念が生まれ、同時に自動車産業も登場した。ガソリンエンジンを流行させる手段としてフランスの新聞社が考えだしたのがカーレースであり、実はその次代を担う技術の革新を表現刷る場として機能していた。ルマンは世界で一番集客力のあるイベントとして認識され、沢山の観光ビジネスやサービスを生み出して経済効果を産んだが、それは政府・自治体・村民・モータースポーツに携わる人々(部品メーカー・エンジニア・メカニックなども含む)が工夫をして質の高いサービスを提供しているからである。これからのモビリティーには電気自動車の自動走行が活躍するであろうが、特に注目すべきは「ラストワンマイル」の領域だと述べられた。