第五回サービスデザイン研究会2016年10月5日

コンソーシアム第五回研究会は、平成28年10月5日に慶應義塾大学日吉キャンパスにて開催された。コンソーシアムに参画する7社の企業より15名、研究会を運営するKMD・商学研究科・SFC研究所より計6名の教員・研究員、リサーチャー2名、15名程度の学生が参加した。KMD教授兼研究科委員長である稲蔭正彦により「都市デザインとストーリーテリング」の講義があった。Urban Design および Retailing それぞれの学会での活動報告をKMD修士学生及び特任助教の佐藤からあったのち、未病産業創出研究の進捗が特任准教授の原とリサーチャーの黒井から共有された。さらに、奥出から今期の成果の肝となる「Mobility as a Service」コンセプトの紹介がされた。

ウェルビーイングリゾートタウンでは、訪問者は旅先でそれぞれの物語を構築するであろう。ストーリー性のある場所のデザインとして「テーマパーク」が挙げられるが、そのわくわくどきどきの演出をどのように設計するのかの3つの点(プレイフル・ストーリー・マジック)について講義された。これらのアプローチを駆使した都市のサービス例としてボストンのフリーダムトレイルや、ワルシャワの消失したはずの旧市街地、ドバイの人工島などが挙げられた。また、Urban Designの学会において議論される主な都市のあり方は「Sharing City」「Gaming City」「Open City」「Sensory City」などであることも共有された。